「JJAジュエリーデザインアワード2021」初出場の老舗宝石店がW受賞

⽇本ジュエリー業界の最も権威あるコンペティションとして、日本のジュエリーの発展とクリエイターの才能を国内外へ発信することを目的として展開されている「JJAジュエリーデザインアワード」。

経済産業省に認可された⼀般社団法⼈⽇本ジュエリー協会が主催し、審査員にはアンミカ氏などの著名人も名を連ねるこのアワードのグランプリの内閣総理大臣賞と台東区長賞を1828年の江戸時代から続く福岡の老舗宝石店 《宝石・時計いのうえ》がダブル受賞することとなった(2021年9月1日に発表予定)。

コロナ禍の逆風の中、30歳と28歳の若手デザイナー・クラフトマンに活躍の場を設け、老舗企業として技術や伝統を守りつつ新たなチャレンジも続けた《宝石・時計いのうえ》のグランプリ「内閣総理大臣賞」受賞作は、『Twinkle~星影の記憶~』。

グランプリ「内閣総理大臣賞」受賞作品『Twinkle~星影の記憶~』

“子供の頃に見た流星群の記憶”をテーマに、プラチナとホワイトゴールドで構成した淡いストライプの木目金が、流星が過ぎ去ってゆく余韻と次の瞬間に降り注ぐ期待を表現。僅かに揺れる金の輪は空の彼方で輝く星を想わせる作品となっている。二段構成の曲線が、様々な輝きの表情を見せ、首に添う角度と重心で着け心地も軽やかになるよう工夫がされている。

また、「台東区長賞」受賞作品『軌跡』は、”ローマを訪れた際、印象に残った石畳の道”をテーマに制作。天気によってその表情を変える石畳の、雨の日には艶っぽく、晴れの日にはざらりとした変化を3種の質感に仕上げている。

「台東区長賞」受賞作品『軌跡』

受賞作は、2021年9月1日から3日の3日間、日本最大のジュエリー生産地である山梨県甲府市のアイメッセ山梨で開催される「ジャパンジュエリーフェア2021」会場に展示され、広く業界関係者に向け披露される他、9月9日から27日までは、山梨ジュエリーミュージアムにおいて展示予定。

グランプリ受賞作品は来年以降の国際コンテストにもエントリー予定とのことで、更なる受賞への期待が高まる。


《宝石・時計いのうえ》
「かかりつけの宝石店」として、福岡市博多区・中洲川端で宝石店を経営。創業は文政11年(1828年)で、現在は7代目となる42歳の井上晃一が代表を勤めます。創業時から細工の丁寧さ・表現力の豊かさには定評があり、お客様第一の仕事ぶりで高い評価を受けてきました。また、経営効率化の徹底とIT活用で、高品質ジュエリーを相場よりも安く提供。県外のお客様からの注文も多数いただいております。また、働き方改革として、女性が働きやすい職場つくり・若手の活躍の場・リモートワークも推進。お客さまだけでなく従業員・取引先も含め、ジュエリーを通じて心と生活を豊かにすることを目指します。

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