MILAMORE(ミラモア)創設者・稲木ジョージ、CFDA/Vogue Fashion Fund 2026ファイナリストに選出

2026年

2026年、ニューヨークを拠点とする《MILAMORE(ミラモア)》の創設者兼デザイナーである George Inaki稲木ジョージが、米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)とVogueが主催する若手デザイナー支援プログラム「CFDA/Vogue Fashion Fund 2026」のファイナリストに選出されました。日本人ファインジュエリーデザイナーとして初となる快挙です。

ニューヨークから世界へ発信する日本のクラフトマンシップ

《MILAMORE(ミラモア)》は、2019年に稲木ジョージによって設立されたファインジュエリーブランドです。

「Designed in New York, Handcrafted in Japan」をコンセプトに掲げ、ニューヨークの感性と日本の卓越した職人技術を融合。ブランドを象徴する〈KINTSUGI(キンツギ)〉コレクションをはじめ、日本文化に根差した哲学や美意識を現代的なジュエリーへと昇華しています。

ブランド名には、稲木氏が敬愛する祖母「Milagros(ミラグロス)」への想いと、イタリア語で“愛”を意味する「Amore」が込められています。


米国ファッション界最高峰の登竜門に選出

「CFDA/Vogue Fashion Fund」は2003年に創設されたアメリカを代表する若手デザイナー支援プログラムです。

これまでに Thom Browne、Joseph Altuzarra、Christopher John Rogers、Emily Adams Bode Aujla らを輩出してきたことで知られ、ファッション、アクセサリー、フットウェア、ジュエリーなど全カテゴリーから集まる数百件の応募の中から、わずか10組のみがファイナリストとして選出されます。

今回の選出は、単なるデザイン性だけではなく、《MILAMORE(ミラモア)》が発信し続けてきた金継ぎの哲学と、日本のクラフトマンシップが現代ラグジュアリーとして高く評価されたことを示しています。

《MILAMORE(ミラモア)》の創作の核にあるのは、「Mended, Not Broken(壊れているのではなく、継がれている。)」という考え方です。

フィリピンで生まれ、日本で育った稲木氏は、2014年にニューヨークへ渡ったことで、日本文化の持つ本質的な価値を改めて見つめ直しました。人生の中で経験した挫折や困難を通じて、日本の伝統技法である金継ぎの哲学に深く共感。その思想は、欠けや傷を否定するのではなく、新たな価値として受け入れ未来へつないでいくという《MILAMORE(ミラモア)》のものづくりへと結実しています。

稲木氏は今回の選出について、「自らの傷や欠けた部分を受け入れ、それを力へと変えていきたいという思いからKINTSUGIリングをデザインしました。MILAMOREがこのような形で全米を代表するデザインプログラムに認めていただけたことを心から光栄に思います」とコメントしています。


最終受賞者は10月に発表

ファイナリストたちは今後、業界を代表するメンターによる指導や事業支援を受けながら数か月にわたるプログラムへ参加します。

審査委員にはCFDAチェアマンの Thom Browne をはじめ、Eva Chen、Chloe Malle らが名を連ねており、最終受賞者は2026年10月20日にニューヨークで開催されるガラディナーにて発表される予定です。

今回の選出は、《MILAMORE(ミラモア)》にとって大きな節目であると同時に、日本の金継ぎ文化や職人技術の価値を世界へ発信する新たな機会となりそうです。

MILAMORE(ミラモア)

URL:https://milamorejewelry.com