TOCT(トクト)デビュー

2025年春 - オンライン
2025.6.26

2025年春、日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」を取り入れたジュエリーブランド《TOCT(トクト)》がローンチされました。

「壊れたものに、新たな美しさを」金継ぎの美意識を日常に

《TOCT(トクト)》が提案するのは「文化を纏うジュエリー」。古くから受け継がれてきた職人技と、現代的なミニマリズムが融合したジュエリーは、壊れた箇所をあえて隠さず、金で継ぐことでより美しく生まれ変わらせるという金継ぎの精神がそのままに表現されています。

金継ぎ師によって一点一点手作業で金継ぎが施されるジュエリーは、単なる装飾ではなく「物を永く大切に使う」という日本の文化そのものを象徴し、壊れたものに価値を見出し新たな命を吹き込む美しさと哲学を静かに語りかけます。

Ring 001 / ¥41,000 (税抜)

Pierce 014 / ¥45,000 (税抜)

更に、ジュエリーだけでなくパッケージに至るまで丁寧に設計。すべてが「作品」として成立するようデザインされており、日常にそっと寄り添いながら持ち主の心をさりげなくときめかせる、そんな存在でありたいという願いが込められています。

金継ぎに欠かせない漆の生産支援にも取り組む

また《TOCT(トクト)》は、金継ぎに欠かすことのできない素材である漆の生産支援にも取り組むと発表。

輸入漆の影響に加え、漆の原木や漆搔き職人の減少により、国産漆の供給は年々厳しさを増していると言います。こうした背景を受け、漆搔き職人の育成や原木の育成・確保、国産漆の増産に貢献できるような仕組みづくりを進めるそう。

「文化を纏うジュエリー」として、プロダクトの購入を通じて誰もが日本文化に貢献できる仕組みを構築していくという《TOCT(トクト)》。今後オンライン販売を中心に展開し、8月下旬には都内にて初のPOP-UPを開催予定だそうです。

TOCT
Web:https://toct.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/toct_jp/
お問い合わせ:株式会社TOCT info@toct.jp


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