《DD:WW》新コレクション「URUSHI / SISYU」発表 – 目黒

2020年10月末、《INHERENT:PATTERN(インヒレント:パターン)》のジュエリーラインDD:WW(デュー)より、ブランドの特徴である独自加工の木目を「漆/URUSHI」と「刺繍/SISYU」で包みこんだ新コレクションがローンチされた。

色と素材の魅力を引き出すデザイナー秋山かおりの自然との対話から生まれた新コレクションは、私たちの身近な生活を支える‘伝統工芸との出会い’から着想を得ている。

URUSHIコレクションは、京都の塗師や蒔絵師の工房を訪れた際に「漆」も年数を重ねるごとに硬化していくという話を耳にし、木々と同じく「生きている素材」であることに改めて共通点を見出し、金属パーツの代わりとなることでジュエリーとしてライトな仕様を目指せるのではないかと発想したことがきっかけ。一般的な木材よりも吸水性が高く凹凸のある表面へ漆を塗布することは至難の業で難解であったが、京都・若林佛具製作所の協力のもと、塗師の牧野俊之氏の技術により和紙を巧妙に使用することで完成に至ったそう。

DD:WW earring  gradation(赤紫) / URUSHI 白漆

一方、SISYUコレクションは、群馬・桐生の刺繍の現場に関わる中で一本一本の糸の構成が、木々の繊維の成り立ちに類似していると感じたことが原点となっている。村田刺繍所の協力を経て、樹皮を刺繍で表現するために地の色と3色の糸を何度もバランスを見ながらジュエリーとしての一つの形を見出した。

DD:WW pin brooch  gradation(黒) / SISYU 銀糸

また、上記2コレクションに加えて、国産綿に独自加工による木目の固有なパターンをビッグプリントしたFUROSHIKIが登場。ジュエリーと同様にナノ粒子のスプレーで一枚ずつ染色されており、着彩された部分のパターンが浮き上がって見える様子も魅力的だ。

TT:WW furoshiki(黒/黄/紫)

新コレクションは、それぞれ以下公式オンラインショップ、そして現在開催中のイベント「ジュエリー動植物園 vol.2 JEWELRY Zoo and Botanical Garden」にて購入可能。

感性を研ぎ澄まし、人のクリエイティビティから生まれた古より続く素材や加工技術の素晴らしさを新たなジュエリーとして体験してみたい。


オンラインストア
https://inherent-pattern.katalok.ooo/ja


イメージ動画はこちらよりお楽しみください

PROJECT | KAORI AKIYAMA (STUDIO BYCOLOR)
FILM | JUNYA IGARASHI / GOSHI KUWAHARA / KURANDO ODA
MUSIC | PHILIP D ZACH
MODEL | tamami


植物や動物がまとう多彩な素材の魅力を引き出す「ジュエリー動植物園 vol.2」開催 – 目黒


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