リン・チャン新作を携え待望の個展「Spring」開催 – 恵比寿 3月23日-4月7日

Pearl Chain – Blossom Necklace 2024 / Pink and white freshwater pearls, 18ct gold

2024年3月23日(土)~4月7日(日)の間、恵比寿の《gallery deux poissons(ギャラリードゥポワソン)》にて《Lin Cheung(リン・チャン)》の個展「Spring」が開催されます。

 

春に向けた期待を込めたLin Cheung(リン・チャン)待望の個展

2007年以来、ギャラリードゥポワソンでは3度目となる待望の《Lin Cheung(リン・チャン)》の個展。春の東京を訪れるのは初めてという作家による期待が込められ「Spring」と題された本展では、新作や日本初お披露目となる近作が届きます。

人とジュエリーとの親密な関係性を模索し続けているリン・チャンは、すでに確立された「もの」の意味を問い直すことからデザインを始めます。

Glam Rock Ring / Rock crystal, nail varnish

ジュエリーとしての記号的な形をモチーフとして選び、パールやゴールド、クオーツといったスタンダードな素材を用いながら、従来の意味をさりげなく覆す独自の視点とウィットに富んだ詩的な表現はリン・チャン作品の大きな魅力。人々が慣れ親しんだ形を記号として使うことによって、受け手のジュエリーについての思考を引き出そうとしているのです。

 

真珠や真珠貝、翡翠などのユニークピースも

Blossom earrings / Pink and white freshwater pearls, K18 gold


本展では、ユニークピースを含む貴重な作品が一堂に並びます。

注目の「Blossom Pearl Chain」(画像記事TOP)は、自身の母親からもらったオーソドックスな真珠のネックレスからインスピレーションを受け、作家自身で真珠にハンドカットを施し、それらを繋ぎ再構築したチェーンのネックレス。2016年から続いている「Pearl Necklace」シリーズの新作として、東京での展示のために白から桜色への淡いグラデーションを織り成す一本が作られました。

また、真珠貝や翡翠を研磨し文字板の形に作られたブレスレットは、時間を見るためではなく装飾品として腕時計を身に着けるという行為を視覚化したもので「ジュエリーとは何か?」を問いかけています。

Jaded Bracelet 2024 / Jade, stainless steel

時には政治的なメッセージが作品に込められることもありますが、何かを声高に語るのではなく作家の個人的な思いのひとつとして表現されており、常にその美しい佇まいによって見る人・身に着ける人に喜びをもたらし、感情や記憶を呼び起こすのがリン・チャンのジュエリーです。

 


Lin Cheung / リン・チャン

1971年イギリスに生まれ、ロンドンのRoyal College of Art等 でジュエリーを学んだリン・チャン。詩的かつ哲学的な作品は数々の賞を受賞し、コミッションワークも数多く手掛けるなか、2012年ロンドンパラリンピックのメダルデザインを担う。作品ごとにコンセプトを表現するための素材や技法を使い分け、アートピースとしての存在感を放ちながら実際に身に着けられるジュエリーとして成立させているのがリン・チャン作品の大きな魅力。


Lin Cheung Exhibition Spring
日時:2024.3.23 sat. – 4.7 sun. 12:00-18:00 ※Closed Monday
場所:gallery deux poissons
住所:東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
URL:https://deuxpoissons.com/exhibition/lin-cheung-exhibition-spring/
お問い合わせ:03-5795-0451

※ 会期中一部の作品は、ONLINEからもご購入いただけます。(販売開始予定日時:3/27 (wed) 12:00 – )
https://gallerydeuxpoissons.katalok.ooo/ja


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