WATARU YAMAZAKI(ワタルヤマザキ)新境地を見せる個展開催 – 恵比寿 9月16日-10月1日

2023年9月16日(土)~10月1日(日)の間、恵比寿の《gallery deux poissons(ギャラリードゥポワソン)》にて《WATARU YAMAZAKI(ワタルヤマザキ)》Exhibition が開催されます。

 

伝統技巧と現代的な感性が生み出す繊細な世界

ともすれば見過ごしてしまいそうな身近にそっと咲く控えめな草花の、可憐な佇まいはそのままに、くっきりと解像度を上げるように輪郭を与えてくれる《WATARU YAMAZAKI(ワタルヤマザキ)》のジュエリー。

長年の経験によって裏打ちされた、伝統的な金工技術を自身の表現として取り込む作家のクリエイティビティと現代的な感性によって唯一無二の作品が生み出されています。

 

自然美を追求したワタルヤマザキの作品群

本展で発表されるのは、自然のモチーフが美しく見える形を追求したという作品群。一見、リアリティのある具象表現のようですが、刻々と変化する生の植物がもっとも美しいと思う瞬間と部分を切り取り、それを造形として構成し完成させていくのは作家独自の視点によるもの。

そうして出来上がったジュエリーは、装身具としての機能を持ちながらも、思わず見入ってしまう繊細に作り込まれたディテールと周りの空気を取り込む彫刻のような存在感が唯一無二の世界観を作り出しています。

また、ピュアシルバーやグリーンゴールドなど、作品によって使い分けられる貴金属の持つ個性が堪能できるのも大きな魅力です。

 

新作ブローチ「Bouquet」など、新作約40点発表

新作の一つは、さまざまな種類の草花をそっと束ねたようなブローチ「Bouquet」(画像記事TOP)。緻密な手仕事によって形作られた葉の一枚一枚、実のひと粒ひと粒が互いに重なり合い、風をはらむレースのような複雑さと華やかさを纏っています。

取り外し可能な付属のスタンドを使ってオブジェとしてもお楽しみいただける仕様になっており、すっとした立ち姿は余韻を感じる美しさ。

そのほか、枝をモチーフにした直線的なブローチや八重のスミレのような可憐なピンバッチ、ユニークな構造のリングなど約40点の新作が並びます。

シルバーを用いたものも多く、仕上げや純度によって多くの表情を見せる素材の魅力をあらためて感じられるのも見どころ。作家の新境地が感じられる展示を目にしに、ぜひ足を運んでみてください。

 


WATARU YAMAZAKI / 山崎 航 プロフィール

1978年生まれ。2000年専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジを卒業後、鍛金家である井尾建二と彫金家である泉良一に師事。2002年、WATARU YAMAZAKI JEWELRYを設立。2002年伝統工芸日本金工展入選。2003年東日本伝統工芸展入選。2006年日本伝統工芸展入選。2007年より個展、展示会等で作品を発表。社団法人日本工芸会準会員。青山彫金教室講師。


WATARU YAMAZAKI Exhibition
日時:2023.9.16 sat. – 10.1 sun. 12:00-18:00 ※Closed Monday
場所:gallery deux poissons
住所:東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
URL:https://deuxpoissons.com/exhibition/wataru-yamazaki-exhibition-2/
お問い合わせ:03-5795-0451

*会期中一部の作品は、ONLINEからもご購入いただけます。


https://gallerydeuxpoissons.katalok.ooo/ja
(販売開始予定:9月20日(水)15時から)


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