コンテンポラリージュエリーのグループ展 「BEZEL Contemporary Jewelry」開催 – 横浜 8月18日-9月3日

2023年8月18日(金)〜9月3日(日)の間、横浜・BankART KAIKOにてBankART KAIKO Pop-up Store vol.3「BEZEL Contemporary Jewelry」が開催されます。

 

「BEZEL Contemporary Jewelry」とは?

「BEZEL Contemporary Jewelry」は、日本のジュエリー界においてまだまだ知名度の低いコンテンポラリー・ジュエリーの分野にフォーカスし、芸術性と実用性の間を探求するジュエリー作家たちによる独自な視点を紹介するグループ展です。

タイトルにされた”BEZEL”とは、台座という意味。ジュエリーにおいてはリングを支えながら宝石を引き立て輝かせる枠として、重要な役割を果たします。

本展覧会では、そのBEZELを象徴的な意味合いとして含めつつも、従来の枠にとらわれない表現を探求するジュエリー作家たちの作品を展示。コンテンポラリー・ジュエリーの魅力と可能性に触れ、新たな視点と豊かな世界観を感じられます。

 

5名のコンテンポラリージュエリー作家が出展

会場内では、5名の作家たちによる、ジュエリーをテーマにしたコンセプチュアルな作品やインスタレーション、写真など、さまざまな形式の作品が展示され、独自のアプローチや技法を駆使し、既成の枠を超えた美しさや概念などを表現した、新しいジュエリーのかたちが観覧できます。

参加アーティスト

田添かおり(Kaori Tazoe/small factory ring)/ 小川直子 (Naoko Ogawa) / adachiyukari.(足立友香梨Yukari Adachi)/ 本多沙映(Sae Honda) / shikafuco(シカフコ)

田添かおり(Kaori Tazoe/small factory ring)
アーティスト。ジュエリーブランドTAZOEを運営。代表的なプロダクトsmall factory ring(町工場リング)は、東京都大田区を中心とする町工場と連携して製作を行うプロジェクト型のアートジュエリーで、オランダやオーストラリアをはじめ、国内外で広く販売されている。本展では、ジュエリーチェーンを使った立体作品の展示とsmall factory ringのリングを出品。主な展覧会に、横浜トリエンナーレ2005、アーティストインレジデ ンス(Location One/NY)、黄金町バザール2008、2010など。ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)2006年度助成。
https://tazoe.thebase.in

小川直子 (Naoko Ogawa)
人が喜びや美しさを感じるものを注意深く研究し、その高揚感を体験するための装置をコンセプトにジュエリーを制作。本展では、光の効果等を身体の表面に投影させ「ジュエリー」として身にまとうプロジェクト「Jewelry Hunting」から、プロジェクト参加者に焦点を当てた2つの作品を展示。主な個展に、2022年「Reflection」、 2014年「Luminous / Sparkle」(gallery deux poissons / 東京)、2013年「JEWELRY HUNTING -DIE JAGD NACH DEM SCHMUCKBILD-」 (Schmuck2 HOCHsitz Atelier, レッチョー, ドイツ)など。
https://naokoogawa.com

adachiyukari.(足立友香梨Yukari Adachi)
日本の伝統的な彫金技法を学ぶところからキャリアをスタート。装飾的な要素を最低限まで削ぎ落とし、思考や人々の関係性など、個人的で普遍的な「かたちの無いもの」を物質化する試みを行う。本展では、ジュエリーに至るまでのプロセスやコンセプトと、オブジェやグラフィックの要素も交えた作品を展示する。
https://www.adachiyukari.com/

本多沙映(Sae Honda)
デザイナー / ジュエリーアーティスト。2013年から2021年までオランダで活動し、現在は日本を拠点に国内外で作品を発表するほか、コミッションワークも手がける。作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵されている。本展では、人造真珠を題材にしたTears of the Manmadeのインスタレーション作品と、同プロジェクトのジュエリーを出品。主な展覧会に「IT’S OUR F***ING BACKYARD」(アムステルダム市立美術館)、「FUTURE PRIMITIVE」(Galerie RobKoudijs)など。
https://www.saehonda.com/

shikafuco(シカフコ)
造形作家。粘土や麻などの天然素材を用い、身体や神事を連想させるようなモチーフで立体物やジュエリーなどを制作する。本展では、制作当初から取り組んでいる土に麻紐や墨や柿渋などを組み合わせた立体作品の展示と、土に綿や宮古島苧麻を組み合わせた首飾りなどの装身具を出品。主な活動に、ART Is TOKYO GALLRERY(東京)での個展、映画「世界の終わりから」(紀里谷和明監督)作中へ首飾りと耳飾りの提供、小説「墨のゆらめき」(三浦しをん著/新潮社刊)のカバーへの作品提供など。
https://www.instagram.com/shikafuco/

さらに、展示エリアとは別に設置されるショップエリアにおいて、各作家のオリジナルなジュエリーを実際に手にとり、購入することも可能。

この夏、今回の貴重な機会を通じて、作品の細部や素材の質感に触れ、個性的なジュエリーを身につける喜びを味わい、新しい世界を開拓してみてはいかがでしょうか。

 


BankART KAIKO Pop-up Store vol.3「BEZEL Contemporary Jewelry」
日時:2023.8.18 fri. – 9.3 sun. 11:00-19:00 ※最終日は17:00まで
※ショップエリアは木曜日〜日曜日(週4日)のみとなります
オープニングレセプション:8.18 19:00-
場所:BankART KAIKO
住所:〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5丁目57-2 KITANAKA BRICK & WHITE 1F
URL:http://www.bankart1929.com/bank2020/space/kaiko/index.html
問合せ先:bezeljewelryexhibition@gmail.com
入場料:無料


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