約200点の指輪が並ぶ圧巻の展示「橋本コレクション展―指輪よりどりみどり」 – 国立西洋美術館 3月18日-6月11日

転載不可

2023年3月18日(土)~6月11日(日)の間、国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室にて「橋本コレクション展―指輪よりどりみどり」が開催中。

隕石、歯、髪の毛、紙、化石となった魚の骨 ー
国立西洋美術館には、これらを素材とした約870点にもおよぶ指輪を主とする宝飾品が所蔵されている。その中から指輪に特化した展示をする今回の「橋本コレクション展―指輪よりどりみどり」。作品はすべて橋本貫志氏より2012年に国立西洋美術館に寄贈され、「橋本コレクション」と呼ばれている。

ダイヤモンドやルビーなどの宝石の数々、あるいはカルティエやブルガリといった名だたるメゾンは、ジュエリーの名にふさわしい橋本コレクションの華やかなアイテムの例だが、冒頭にあげたような素材からなる風変わりな指輪もコレクションを特徴づける重要な顔ぶれ。⁠素材に限った話ではなく、時代も地域も形式も技法も、かたよることなくてんでばらばらに収集されている、この指輪の多様性こそが、橋本コレクションの稀有な特色。

《ギメル・リング》17世紀 | ルビー、ダイヤモンド、金 | 所蔵:国立西洋美術館 橋本コレクション 撮影:©上野則宏 ※転載不可

《ヴァン クリーフ&アーペル製リング》1930年代 | ダイヤモンド、プラチナ、金 | 所蔵:国立西洋美術館 橋本コレクション 撮影:©上野則宏 ※転載不可

《カメラが隠された指輪》1950年頃 | レンズ、金、スティール | 所蔵:国立西洋美術館 橋本コレクション 撮影:©上野則宏 ※転載不可

《星形ダイヤモンドで装飾された金銀製リング:『星が浦』》18世紀 | ガラス、ダイヤモンド、真珠、金、銀 | 所蔵:国立西洋美術館 橋本コレクション 撮影:©上野則宏 ※転載不可

本展ではこの持ち味を生かすべく、種々雑多な作品が一堂に並ぶ。まるで街中でウィンドウショッピングをするかのように、展示室をブラブラと歩けば、お気に入りの指輪に巡り合えるかもしれない。


橋本コレクション展―指輪よりどりみどり
日時:2023.3.18 sat. – 6.11 sun. 9:30-17:30
※入館は閉館の30分前まで

休館日:月曜日
場所:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号
URL:https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023hashimoto.html

観覧料金:一般500円(400円)、大学生250円(200円)
※本展は常設展の観覧券または「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展観覧当日に限り同展観覧券でご覧いただけます。
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください)
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
※Kawasaki Free Sunday(5月14日、6月11日)、国際博物館の日(5月18日)は本展及び常設展は観覧無料


RECENT POSTS