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2025年11月29日(土)12:00、「New Jewelry TOKYO 2025」で開催された「BEST JEWELRY PRIZE （ベストジュエリープライズ）2025」の受賞作品と受賞ブランドが発表されました。
本プライズは、東京・青山のスパイラルで開催されているデザイナーズジュエリーイベント「New Jewelry TOKYO 2025」の全出展者を対象に開催。 さらなる才能の発展を目的としています。
BEST JEWELRY PRIZE
– ベストジュエリー賞
New Jewelry TOKYO 事務局内に審査室を設け、厳密な審査を通じて、3作品が受賞しました。
Port Doré（ポードレ）
純金（24K）の柔らかな質感と、ラフダイヤモンドや化石・隕石といった悠久の素材を組み合わせたこちらの作品は、素材の起源そのものが語りかけるような力強さを持つ。一見プリミティブな佇まいながらも、石の選定・研磨・セッティングまで一貫して行う制作者ならではの深い理解が宿り、造形の精度と温度が共存している。
身に着けるほどに馴染み、時間とともに個性を刻むその表情は、単なる装飾品を超え、持ち主の人生に寄り添うタリスマンとしての役割を想起させる。古代と現代が響き合い、素材・思想・技術が均衡した作品。
Fillyjonk（フィリフヨンカ）
バロックパールを“家”に見立て、窓や扉を嵌め込むという発想から生まれたこちらジュエリーは、ユーモアと卓越した手作業が共存する点が魅力である。硬度や形状が一定ではないパールに正確に穴をあけ、小さな金属パーツを完璧に納める工程には、緻密な計算と繊細な観察が不可欠であり、その技術の確かさが造形の安定感として表れている。
身に着けた途端、パールが単なる素材ではなく、物語を宿した“ひとつの世界”となる点に、このブランドならではの感性と新しさがある。
Yuki Asari / 199（アサリユキ）
金属ビーズと絹糸によって編み上げられたこちらのリングは、金属でありながらどこか柔らかく温かい空気を纏う。馬や羊といった小さな生き物のモチーフは、単なる可愛らしさに留まらず、細密な造形と構造によって成立しており、デザインと技法が高い精度で結びついていることがうかがえる。
指に載せたときの軽やかさ、ふと鳴る小さな鈴の音が、ジュエリーを身にまとう行為そのものに遊びと心の余白を与えている。装飾性とオブジェ性の両立、そして作品に宿る軽やかな世界観が印象的な作品。
AUDIENCE JEWELRY PRIZE
– オーディエンス賞
New Jewelry TOKYO公式LINEを通じて、712名のお客様が審査員として投票。見事２ブランドが受賞しました。
KOHKOH（コウコウ）
デザイナー：TAKASHI KOJIMA
2024年からの2年連続受賞です。
KOHKOH（コウコウ）は2023年に設立された革新的な技術と創造力を駆使した、現代を象徴するジュエリーを制作しているブランド。自ら養殖している真珠を主要な題材とし、新しい視点や技法を積極的に取り入れています。
Mei JEWELRY（メイジュエリー）
デザイナー：MEI SHIRATORI
ジュエリーは人の想いに馳せ、記憶に刻まれるものと考えています。Mei JEWELRY（メイジュエリー）は、身に纏う人の日常をよりポジティブでインプレッシブなものに演出し、心と共鳴するジュエリー作りを目指します。
デザイナーズジュエリーブランドが集まる日本最大級のイベントで開催された本プライズ。受賞作品やブランドにはこれから注目が集まりそう。
New Jewelry TOKYO 2025は2025年11月30日（日）まで開催されてているので、ぜひ足を運んでその輝かしいジュエリー群を直接確かめてみるのはいかがでしょうか。
New Jewelry TOKYO 2025
日時：
2025年11月28日（金） 11:00-20:00
2025年11月29日（土） 11:00-20:00
2025年11月30日（日） 11:00-19:00場所：SPIRAL
住所：〒107- 0062 東京都港区南青山5-6-23
TEL：03-3498-1171
URL：https://newjewelry.jp/nj2025/
