ブルガリ財団とセーブ・ザ・チルドレン 16年の歩みが示す「共鳴・行動・実現」のかたち

2025年11月-

2009年から16年近くにわたり、国際NGOセーブ・ザ・チルドレンとブルガリ財団が取り組んできた子ども支援活動。その背景には、世界中のすべての子どもと若者がより良い未来へ進める社会をつくりたいという、両者が共有するビジョンがあります。

16年続く協働──ラグジュアリーと社会貢献が結ぶ強いパートナーシップ

セーブ・ザ・チルドレンは、子ども支援専門の国際NGOとして長年活動を展開してきた団体。これまでブルガリとの歩みの中で、世界39ヶ国で 140 以上のプロジェクトをともに展開し、240万人以上の子どもたちを支援してきました。

また、ブルガリの5つのシルバージュエリーコレクションは、ブルガリ財団から1点につき95ユーロがセーブ・ザ・チルドレンに寄付され、これまでに寄付額は累計で1億2,000 万ドル以上に達します。

このパートナーシップは今日、ラグジュアリー業界における唯一無二なモデルとなっており、ビジネスの成功が社会のために価値を生み出すことができる、同時にそうすべきであるという揺るぎなき例となっています。

両者の関係は単なる協賛や寄付にとどまらず、“傾聴し、変革を続ける”という共通の姿勢を軸に、夢を現実へと形づくるプロジェクトを積み重ねてきました。ラグジュアリーの世界に社会貢献の視点を融合させたこの取り組みは、多くの共感を呼び、国際的にも注目されています。

共鳴・行動・実現──子どもや若者の未来に寄り添う取り組み

両者が掲げるテーマは、「共鳴(Resonate)」「行動(Act)」「実現(Realize)」。
課題に耳を傾け、必要な支援を形にし、実際に子どもたちの生活や未来を変えるための行動へつなげることを目指しています。

セーブ・ザ・チルドレンは、ブルガリとの協働を通し、教育支援や若者のキャリア形成支援など幅広いプログラムを展開。グローバル規模で子どもたちの可能性を広げる活動を続けています。ラグジュアリーブランドとしての発信力と、国際NGOとしての現場力が組み合わさることで、持続的な支援が実現している点も特徴です。

新たな可能性を切り拓くきっかけとして、若い世代の彼らを惹きつけ、刺激するためにマスタークラスのシリーズを開始。2024年11月にボストンのハーバードビジネススクールで始まり、2025年9月には東京の慶應義塾大学で、これまでの歩み、価値観、そしてパーパスに基づいたパートナーシップのインパクトを共有しました。

16年にわたる協働の成果は、世界各地の子どもや若者たちにとって“希望が形になる場所”を生み出してきました。今後も、両者はより良い未来へ向けたパートナーシップを継続し、必要な支援を一つずつ実現していく見通しです。

セーブ・ザ・チルドレン
セーブ・ザ・チルドレンは 100 年以上にわたり、すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する権利が実現された世界を目指して活動する国際 NGO です。1919 年にイギリスで創設され、現在、世界約 110 ヶ国 で緊急・人道支援、保健・栄養、教育などの分野で活動し、年間 4,100 万人以上(2024 年)の子どもたちに支援を届けています。日本では 1986 年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが設立され、国内外で活動を展開しています。

BVLGARI(ブルガリ)
LVMH グループの一員であるブルガリは 1884 年にローマの中心で創業しました。長年にわたりブルガリは色石 を巧みに操る偉大なハイジュエラーと卓越したものづくりと先見性のあるデザインによって、イタリアを象徴する アイコンとして名声を確立しました。創業より一貫してブランド DNA に息づく先駆者的なビジョンを通じて世界的 成功をおさめ、ファインジュエリーや高級腕時計からアクセサリー、香水まで多角的な商品やサービスを提供するグローバルラグジュアリーブランドへと進化し、世界で最も高級なショッピングエリアに進出するブティックやホテルのネットワークを有しています。また企業の社会的および環境的責任へのコミットメントを通じて持続可能な未来を実現するために現在に革新を起こすこと、そして自然環境と地域社会に貢献することに積極的に取り組んでいます。


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