ジュエリーデザイナーの想いを辿る ― 2025年にもっとも読まれたインタビュー記事5選

2025年のJEWELRY JOURNALでは、日本から世界へ活躍の場を広げるジュエリーデザイナーや、独自の視点で創作を続けるアーティストたちにフォーカスし、数々のロングインタビューをお届けしてきました。

ブランドを象徴するデザインが生まれるまでのストーリーや、素材への向き合い方、創作の根底にある個人的な経験や価値観。そのすべてが、ジュエリーという小さな世界にどれほど豊かな物語が宿っているかを教えてくれます。

年末の特集として、今年もっとも読まれたインタビューの中から、特に反響の大きかった5本を厳選してご紹介します。新しい年へ向けて、心を刺激する言葉や美しい価値観に触れていただければ幸いです。

Spinelli Kilcollin(スピネリキルコリン)

大胆さとエレガンスを併せ持つ、唯一無二のジュエリーが生まれるまで

多くのジュエリーラバーを虜にする《Spinelli Kilcollin》。象徴的な「ギャラクシーリング」が世界的アイコンへと進化した背景には、デザイナー・イヴとドワイヤーのパートナーシップと、揺るぎない美学がありました。


ブランドの起源から新作が生まれるプロセス、さらにはプライベートに触れるエピソードまで、ふたりの価値観が詰まった貴重なインタビューです。

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photo yumiko miyahama

KOHKOH(コウコウ)

“自由な形状の真珠”という挑戦から生まれた、新しいジュエリー像

精密鋳造部品メーカーから誕生したという異色の背景を持つ《KOHKOH》。真珠への新しい価値づけや、自由な造形への探求は、従来のパールジュエリーの概念を軽やかに飛び越えていきます。


ディレクター・小嶋崇嗣さんが語る真珠への情熱、素材への敬意、そしてブランドが描く未来とは。ものづくりの新境地を覗ける、深みある内容です。

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MIZUKI(ミズキ)

世界の女性を魅了するパールジュエリーの源流をたどるロングインタビュー

繊細でモダンな表現を追求し続ける《MIZUKI》。パールに新たな息吹を与えるデザインは、どのような人生経験や文化背景から生まれてきたのか。


前後編にわたり、ブランドの始まり、インスピレーション、ミズキ・ゴルツさん自身の美意識やルーツに迫った密度の高いインタビュー。創作の裏側を知ることで、ジュエリーがさらに魅力的に映るはずです。

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photo yumiko miyahama

BIZOUX(ビズー)

15周年を迎えたブランドが語る、カラーストーンへの飽くなき探求

豊富なカラーストーンのコレクションで人気を集める《BIZOUX》。ブランド創立15周年を迎えるタイミングで行われた本インタビューでは、デザインチームの小川さん・堤さんが語るブランドの進化や、石選びへの哲学が印象的です。


デザインコンペティションの受賞作や、ブランドらしさの捉え方など、長く愛される理由に触れる内容です。

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詫間 康二(タクマコウジ)

石が紡いだ長い時間を今に繋ぐ 新しくも懐かしい美の形

古くから受け継がれてきた伝統技術に、現代的な美意識を融合させる貴石彫刻家・詫間康二さん。宝石そのものが持つ個性を最大限に引き出し、繊細でありながら凛とした造形美を生み出す作品は、今、国内外で高い評価を得ています。

2025年春に開催された国内初となる展覧会を前に行われた本インタビューでは、創作の源泉や技術への向き合い方、そして“貴石彫刻”の可能性について深く語ってくれました。伝統と革新が交差する詫間さんの世界観に触れられる貴重な内容です。

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どのインタビューにも、ジュエリーという枠を超えた「生き方」や「価値観」が詰まっていました。


デザイナーや作家の言葉に触れることで、身につけるジュエリーがより大切な存在へと変わる瞬間がきっと訪れるはずです。

上記でご紹介した以外のデザイナーインタビューもぜひご覧いください。
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2026年も、JEWELRY JOURNALではジュエリーの魅力とその背景にあるストーリーを、より深く丁寧に届けてまいります。どうぞご期待ください。