
2026年7月6日(月)〜9日(木)に開催されたパリ・オートクチュール・ウィークでは、オートクチュールコレクションと並行し、多くのラグジュアリーメゾンがハイジュエリーの新作を相次いで発表しました。
近年、パリ・オートクチュール・ウィークは、ファッションだけでなくハイジュエリーの国際的な発表の場としても存在感を高めています。オートクチュールが培ってきた卓越したクラフツマンシップと、ハイジュエリーが持つ高度な技術や芸術性は親和性が高く、多くのメゾンがこの期間を年間で最も重要な発信の機会の一つとして位置付けています。

オートクチュールとともに発表されるハイジュエリー
2026年秋冬パリ・オートクチュール・ウィークでは、BVLGARI、Hermès、Boucheron、Chanel、Chaumet、Cartier、De Beers、Messika、MIKIMOTOなど、世界を代表するハイジュエリーメゾンが新作コレクションの発表や特別なプレゼンテーションを実施。ショーだけでなく、プライベートビューイングやレセプションも数多く開催され、街全体がハイジュエリーの発信拠点となる一週間となりました。




このほか、Hermèsはジュエリー・クリエイティブディレクター、ピエール・アルディによる新作オート・ビジュトリーを公開、またCartierは新作ファインジュエリーとともにプレシャスバッグを披露し、ジュエリーを中心としたトータルクリエイションを展開するなど、それぞれのブランドコードを反映した新作を披露しています。
「ファッションウィーク」から「ラグジュアリーウィーク」へ
近年、パリ・オートクチュール・ウィークは単なるファッションイベントではなく、ラグジュアリー業界全体が世界へ向けて最新のクリエーションを発信する場へと進化しています。
その背景には、世界中のVIP顧客やコレクター、プレス、バイヤーがこの時期にパリへ集まることがあり、各メゾンにとっては、オートクチュールの顧客層とハイジュエリーの顧客層が重なることから、新作を披露する絶好のタイミングとなっています。
また、一点ものや受注制作の作品が中心となるハイジュエリーは、ランウェイでの発表だけでなく、サロンで作品をじっくり鑑賞しながら顧客と対話するプライベートプレゼンテーションが重要視されており、オートクチュール期間中に実施されるこうしたイベントは、ブランドと顧客との関係を深める貴重な機会にもなっています。
ファッション、ジュエリー、アート、クラフツマンシップ——それぞれの分野が交差することで、パリ・オートクチュール・ウィークは、いまや「ファッションウィーク」を超えた、世界最高峰のラグジュアリークリエイションが集結する一週間へと発展しています。
パリ・オートクチュール・ウィーク 2026 秋冬
日程:2026年7月6日(月)〜7月9日(木)
開催地:フランス・パリ
主催:フランス・オートクチュール・モード連盟(Fédération de la Haute Couture et de la Mode/FHCM)
URL:https://www.fhcm.paris/