飾ること - Why decorate?

河井寛次郎の帯留め

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着物を自分で着始めてから一年ほどたちます。
まだまだ勉強不足で、知りたいことの尽きない着物の世界ですが、
そんな私へ友人が贈ってくれたのが河井寛次郎作の帯留めです。
陶芸家である寛次郎が帯留めを多く制作したのは京都に窯を持ったことも関係しているかもしれません。
柳宗悦や濵田庄司、バーナードリーチとも親交があった寛次郎は、
彼らとともに民芸運動にも力を入れ実用品としてのものの美しさを追究してゆきます。自分の作品が美術品として扱われるのを嫌い、ある時期から作品に名入れをするのをやめたのだそう。
「私は私を形でしゃべる、土でしゃべる、火でしゃべる、石や鉄などでもしゃべる。」
寛次郎の残した言葉どおり、自由な造形と力強さが小さな帯留めにもしっかりと込められています。

CREDIT

Styling & Text : 井伊百合子
Photo: 森本美絵
Edit: 上條桂子

飾ること - Why decorate?

日常生活で、お祝いの場で、お悔やみの席で、人はいつの時代でも何かを身につけ、自らを飾っています。何故、人は飾るのでしょうか? スタイリストの井伊百合子さんにさまざまな「装飾品」を紹介していただき、モノと歴史、背景について語ります。写真は森本美絵さんです。